航空大学校 令和8年度(R08)英語 大問I(語句)過去問解説
目次(12項目)
航空大学校受験NET 掲載用/受験生向け詳細解説 対象:令和8年度入学試験「英語」リーディング・テスト 大問I(語句空所補充・問1〜問10・各2点=20点) ※大問II・III(長文)とリスニング(Part I・II)は、市販物や記事からの出題で公式問題でも問題文が掲載されていません。本サイトも同じ方針で本文は扱わず、解説は学校オリジナルの語句問題(大問I)に限ります。長文の出典については英語長文の出典を参照してください。 設問の引用について:本ページは過去問の解説を目的とし、各問の英文・選択肢は「令和8年度 航空大学校 入学試験問題(英語・大問I)」からの引用です。著作権法第32条に基づき、出典を明示し、解説を主体として必要な範囲で掲載しています。
令和8年度の英語は、リーディング(70分)とリスニング(約20分)の100点。その内訳はこうなっています。
このうち学校が自前で作っているのが、先頭の大問I=語句空所補充の10問です。1文の空所に最も適切な語句を4択から選ぶ形式で、配点は各2点・合計20点。長文やリスニングと違って著作権の制約がなく、過去問として唯一そのまま検討できるパートなので、ここを全問解説します。
中身は前半が文法・語法(時制・準動詞・関係詞・接続詞)、後半に向かって語彙のレベルが上がる構成です。問10の diatribe のように英検準1級〜1級級の単語も混ざりますが、配点の軸は文法6〜7問。難単語に気を取られるより、時制・準動詞・関係詞・倒置といった「落とせない文法」を確実に取り切ることが先決です。
正解一覧(早見表)
| 問 | 正解 | 分類 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 1 | 4 is | 文法・be動詞 | 基本 |
| 2 | 3 sleepy | 語法・品詞識別 | 基本 |
| 3 | 3 playing | 文法・動名詞 | 基本 |
| 4 | 2 fell | 文法・時制(歴史的事実) | 標準 |
| 5 | 3 Even if | 文法・譲歩の接続詞 | 標準 |
| 6 | 3 Whichever | 文法・複合関係形容詞 | やや難 |
| 7 | 1 Difficult as it might be | 文法・譲歩の倒置 | やや難 |
| 8 | 2 expand | 語彙・動詞 | 標準 |
| 9 | 1 comprehensive | 語彙・形容詞 | やや難 |
| 10 | 2 a diatribe | 語彙・名詞 | 難 |
問1 正解:4 is 〔文法・be動詞〕 難易度:基本
My name ( ) Aurora. 1 are/2 be/3 being/4 is
主語 My name は三人称単数なので、be動詞は is。be は原形、being は分詞・動名詞で、ここには文の述語動詞が必要。are は主語と数が合わない。第1問は満点を取らせるための足慣らしで、ここを落とすと後がきつい。
問2 正解:3 sleepy 〔語法・品詞識別〕 難易度:基本
The dog lay on the grass and was ( ). 1 sleep/2 sleeps/3 sleepy/4 slept ではなく 3 sleepy
and が結ぶのは lay(横たわった)と was(〜だった)の2つの述語。was の後ろに来るのは補語で、「眠そうだった」と状態を表す形容詞 sleepyが入る。sleep(名詞・動詞原形)、sleeps(三単現)、slept(過去形)はいずれも was の補語にならない。品詞で切る一問。
問3 正解:3 playing 〔文法・動名詞〕 難易度:基本
Robert enjoys ( ) tennis on the weekends. 1 play/2 played/3 playing/4 to play
enjoy は目的語に動名詞(-ing)だけをとる動詞。enjoy doing で「〜するのを楽しむ」。to不定詞はとらないので to play は不可。動名詞のみをとる動詞(enjoy / finish / avoid / mind / give up など)はまとめて覚えておく。
問4 正解:2 fell 〔文法・時制(歴史的事実)〕 難易度:標準
In the lecture, the professor stated that the Berlin Wall ( ) in 1989. 1 fall/2 fell/3 falling/4 fails
ベルリンの壁が崩れたのは1989年という過去の歴史的事実。fall(崩れる・倒れる)の過去形 fell が入る。主節が stated と過去なので時制の一致からも過去。fall–fell–fallen の活用と、fail(失敗する)との混同に注意。
問5 正解:3 Even if 〔文法・譲歩の接続詞〕 難易度:標準
( ) it rains tomorrow, we will still have the picnic. 1 But/2 Because/3 Even if/4 Since
後半に still(それでも)があり、「たとえ明日雨が降っても、ピクニックはやる」という譲歩の文。Even if(たとえ〜でも)が正解。Because / Since は理由でつながらず、But は等位接続詞なので文頭で従属節をつくれない。
問6 正解:3 Whichever 〔文法・複合関係形容詞〕 難易度:やや難
( ) route we take, we should arrive by noon. 1 Whenever/2 Wherever/3 Whichever/4 Whoever
直後に名詞 route があり、「どの道を選んでも」と名詞を修飾している。名詞を直接修飾できる複合関係詞は Whichever(=no matter which)。Whenever(時)・Wherever(場所)・Whoever(人)は副詞・名詞節をつくるが、後ろの名詞を修飾する用法はない。
問7 正解:1 Difficult as it might be 〔文法・譲歩の倒置〕 難易度:やや難
( ), they continued their journey through the storm. 1 Difficult as it might be/2 Difficult it might be as/3 As difficult it might be/4 As it difficult might be
形容詞 + as + S + V で「〜だけれども」という譲歩を表す倒置構文。Difficult as it might be=「困難ではあるが」。文型が崩れている2〜4は文法的に成立しない。as/though を使うこの倒置は航大英語で繰り返し問われる頻出ポイント。
問8 正解:2 expand 〔語彙・動詞〕 難易度:標準
The company decided to ( ) its operations to increase efficiency. 1 consign/2 expand/3 interrupt/4 predict
「効率を上げるために事業を〜する」。文意が通るのは expand(拡大する)。consign(委託・発送する)、interrupt(中断する)、predict(予測する)はいずれも operations(事業・業務)の目的語と噛み合わない。
問9 正解:1 comprehensive 〔語彙・形容詞〕 難易度:やや難
Her approach to solving the problem was very ( ), considering all possible scenarios. 1 comprehensive/2 erratic/3 simplistic/4 superficial
後半の「あらゆるシナリオを考慮して」が空所を説明している。「包括的・網羅的」の comprehensive が正解。erratic(一貫しない)、simplistic(単純化しすぎ)、superficial(表面的)は逆方向の意味で、文末の説明と矛盾する。
問10 正解:2 a diatribe 〔語彙・名詞〕 難易度:難
During the heated debate, the senator launched into ( ), shocking both allies and opponents with the intensity of his language. 1 an aftermath/2 a diatribe/3 a perspiration/4 a tariff
激しい言葉(the intensity of his language)で味方も敵も驚かせた、という文脈。launch into a diatribe=「痛烈な非難(演説)をまくし立てる」。aftermath(余波)、perspiration(発汗)、tariff(関税)は文脈に合わない。準1〜1級レベルの単語で、ここは差がつく一問。
大問II・III・リスニングについて
大問II(長文の語句空所・10問30点)・大問III(長文の下線部和訳・記述30点)・リスニング(Part I・II・20点)は、市販物やニュース記事からの出題で、令和7・8年度は公式の問題冊子でも「著作権の関係上、問題文は掲載いたしません」と伏せられています。本サイトもこの2年度の長文は手元になく、出典・正解を出せません。R07・R08の英語長文(問題冊子)をお持ちでご提供いただける方はお問い合わせへ(出典調査にのみ使用し、本文は掲載しません)。
参考までに、R02〜R06の大問IIの出典と正解は英語長文の出典、および各年度の解説(R06ほか)にまとめています。手元の過去問で本文を確認したい方は英語の過去問の著作権の部分を見る方法もどうぞ。
※掲載の正解・解説は航空大学校受験NETによる独自解答です。公式発表ではありません。誤りや別解にお気づきの場合はお問い合わせからご指摘ください。
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