令和8年度の総合は、Part I(適性・20問・100点)とPart II(学科・25問・150点)で構成されています。このページでは、公式問題冊子で公開されているPart IIの問21〜問45を扱います。各問で「何が問われているか」「どの条件を使うか」「どう判定・計算するか」の順に整理し、問題文・図表は転載せず、解説に必要な条件だけを要約しています。
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出典:令和8年度入学試験問題「総合 Part II」(問21〜問45・全25問・150点)
構成:問21〜26=社会・時事・地学/問27〜35=物理/問36〜45=数学
※各問の配点は6点(連問(a)(b)は各3点)。
正解一覧(早見表)
問21正解(3)やや難社会・貿易/時事
記述(ア)〜(エ)の正誤を判定する問題(2025年4月1日現在)。
- (ア)=誤:日本の関税率は「関税定率法」「関税暫定措置法」などの法律で定められている。輸入業者が個別に交渉して決められるものではない。
- (イ)=正:外為法に基づき、100万円相当額を超える支払手段(現金等)を携帯して輸出入する場合は税関への届出が必要。北朝鮮を仕向地とする輸出はしきい値が10万円相当額に引き下げられている。記述どおり。
- (ウ)=誤:EPA(経済連携協定)の税率の説明(最恵国待遇より低い税率・原産地条件で優先適用)は正しいが、「日本が締結したEPAはEU・米国・英国の3つだけ」は誤り。日本はシンガポール・メキシコ・ASEAN・インド・オーストラリア・CPTPP・EU・英国など20件超のEPA/経済連携を結んでいる(しかも米国との協定はEPAではなく「貿易協定」)。
- (エ)=誤:説明文の内容(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引/1973年)はワシントン条約(CITES)のもの。ラムサール条約は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」(1971年・イランのラムサールで採択)で、加盟は世界170以上の国・地域。
→ 誤・正・誤・誤 = (3)。
覚え方:ラムサール=「湿地(みずどり)」、ワシントン=「絶滅危惧種の取引」。混同を誘う定番ひっかけ。
問22正解(3)やや難社会・農業/時事
記述(ア)〜(ウ)の正誤(令和7年4月1日現在)。
- (ア)=正:政府は備蓄米の一部をこども食堂・こども宅食・フードバンク等へ無償交付する取り組みを行ってきた。記述は妥当。
- (イ)=誤:「飼料用米」とは家畜の飼料(エサ)用に生産される米のこと。「輸出用や加工用など新たな需要を見込んで生産される米」という説明は新規需要米全般の説明であって飼料用米の定義ではない。定義部分が誤り。
- (ウ)=誤:「減反政策」はコメの作付面積を抑えて生産量を調整する政策(生産調整)であって、「余剰農地を政府が買い上げて宅地・工業用地に再開発する政策」ではない。さらに国の生産数量目標の配分(いわゆる減反)は平成30年(2018年)に廃止されており、「平成30年度より本格的に実施」も逆。
→ 正・誤・誤 = (3)。
問23正解(4)やや難政治・国会
空欄(ア)〜(オ)を埋める。第50回衆院選(2024年10月)後の流れ。
- (ア)=特別会:衆議院総選挙の後に召集され、内閣総理大臣の指名を行うのは特別会(特別国会)。石破茂氏の第103代首相指名はここ。
- (イ)=臨時会:その後に召集されたのは臨時会。
- (ウ)=常会:令和7年1月に召集される通常国会は常会(毎年1回、1月召集)。
- (エ)=施政方針演説:常会の冒頭で首相が行うのは施政方針演説(臨時会・特別会の冒頭は「所信表明演説」。ここがひっかけ)。
- (オ)=令和の日本列島改造:石破首相が掲げた看板政策で、産官学の地方移転推進を含む5本柱を打ち出した。
→ 特別会・臨時会・常会・施政方針演説・令和の日本列島改造 = (4)。
キモ:常会=施政方針演説/臨時会・特別会=所信表明演説。この対応を覚えていれば(エ)で2択以下に絞れる。
問24正解(5)難時事・空飛ぶクルマ
2024年の欧米eVTOL(空飛ぶクルマ)開発状況の穴埋め。
- (ア)=資金調達:独リリウム社・ボロコプター社が相次いで経営破綻したのは、いずれも資金繰り(資金調達)の問題。
- (イ)=バッテリー性能:エアバス(ヘリコプター部門)が「就航に必要な最低レベルを満たさない」として開発を一時中断したのはバッテリー性能の進化の遅れ。
- (ウ)=トヨタ自動車:ジョビー・アビエーション社に追加出資したのはトヨタ自動車(大型出資で有名)。
- (エ)=受注の獲得:アーチャー社・ベータ社も資金調達は順調で受注の獲得に成功。
→ 資金調達・バッテリー性能・トヨタ自動車・受注の獲得 = (5)。
細かい時事だが、「ジョビー=トヨタ」だけでも知っていれば(3)(5)に絞れ、(イ)バッテリーで(5)に確定できる。
問25正解(5)標準地学・エーロゾル
- (ア)=減少/(イ)=下降:エーロゾルは太陽放射を散乱・吸収して地表に届く日射量を減少させ、気温を下降させる(日傘効果)。
- (ウ)=温室:地球からの赤外放射を吸収・再放射する温室効果も併せ持つ。
- (エ)=降りにくく:エーロゾルが増えると雲粒の核が増え、雲粒の数は増えるが一粒一粒が小さくなり、雨が降りにくくなる(間接効果)。
→ 減少・下降・温室・降りにくく = (5)。
エーロゾルは「冷やす効果(日傘)」と「温める効果(温室)」の両方を持つのがポイント。
問26正解(4)標準地学・台風
- (ア)=17:北西太平洋または南シナ海で最大風速(10分間平均)がおよそ17 m/s以上の熱帯低気圧を「台風」と呼ぶ。
- (イ)=放出:水蒸気が凝結する際に放出される凝結熱(潜熱)をエネルギー源として発達する。
- (ウ)=前線:台風はほぼ一様な熱帯気団内で発達するため、前線を伴わない(温帯低気圧との大きな違い)。
- (エ)=反時計回り:北半球では地表付近の風は反時計回りに回転しながら中心へ吹き込む。
→ 17・放出・前線・反時計回り = (4)。
「17 m/s」は基本数値。25 m/sは「強い台風/暴風域の目安」と混同しないこと。
問27正解(1)やや難物理・剛体のモーメント
この問題では、剛体にはたらく力の合力は0ですが、ある点まわりのモーメントの和は0ではないとします。基準点を別の場所へ移したとき、モーメントのつり合いが変わるかを考えます。
基準点を移したときの考え方
基準点をPからP′へ移すと、モーメントの和の変化分は、合力と基準点のずれの外積で表せます。今回は合力が0なので、この変化分も0です。
したがって、合力が0のときは、力のモーメントの和はどの点を基準にしても同じ値です。ある点で0でないなら、別の点でも0にはなりません。
したがって、ある点でつり合っていない(≠0)なら、別の点でもつり合わない。
→ (1) 力のモーメントは釣り合わない。
問28正解(4)標準物理・等加速度運動
表より、速さは1秒ごとに10→8→6→4→2(m/s)と一定割合で減少。
加速度 a=(2−10)/(4−0)=−2.0 m/s²(進行方向を正とすると減速)。
各選択肢を検討:
- (1) 質量3.0 kgなら力は F=ma=3.0×(−2.0)=−6.0 N。大きさは6.0 Nだが向きは進行方向と逆。「進行方向に6.0 N」は誤り。
- (2) 加速度は一定(−2.0)であり、「1秒ごとに加速度が小さくなる」は誤り。
- (3) 等速ではない(減速している)。誤り。
- (4) 減速運動であり、質量4.0 kgなら F=4.0×(−2.0)=−8.0 N、すなわち進行方向と逆向きに8.0 N。正しい。
- (5) 進行方向を正にとると加速度は−2.0であり「+2.0の等加速度」は誤り。
→ (4)。
問29正解(4)やや難(ひっかけ)物理・力のつり合い
二人がばねばかりの両端を、それぞれ50 Nで水平反対方向に引きます。ここで問われているのは、両方の力の合計ではなく、ばねの張力です。
ばねばかりが示すのは、ばねに生じる張力の大きさです。片側を壁に固定して50 Nで引く場合も、両側から50 Nずつ引く場合も、ばねの張力は50 Nです。両側の力を足して100 Nとするわけではありません。
したがって、針の読みは +50 N です。
→ (4) 50 N。
「両側50 Nだから合計100 N」は典型的な誤答。作用・反作用で張力は50 Nのまま。
問30正解(2)やや難物理・単振動
等速円運動する物体Pを、直径方向に正射影した点Qは単振動をします。3つの記述を、復元力の性質から確認します。
-
(ア)=正:Pの向心力をx方向へ分解した成分が、Qの復元力に対応します。
-
(イ)=正:復元力は常に中心O向きで、変位 x に比例します。式では F=−mω2x と表せます。
-
(ウ)=誤:復元力の大きさは
∣F∣=mω2∣x∣=m(T2π)2∣x∣
なので、質量 m が大きいほど大きく、周期 T が長いほど小さくなります。選択肢はこの関係を逆にしています。
→ 正・正・誤 = (2)。
問31正解(2)やや難物理・熱力学
断熱壁で仕切られたシリンダー。A・Bに同体積・T0=2.50×102 K、P0=5.00×103 Pa の単原子分子理想気体を1 molずつ。右端のみ熱を通し、B側を加熱したらピストンが左へ動き、Aの体積は初めの4/5、圧力は 8.00×103 Pa に。気体定数 R=8.00。
A気体の初めの体積:VA0=P0nRT0=50001×8.00×250=0.40 m3。
変化後のA:体積 VA1=0.40×54=0.32 m3、圧力 8.00×103 Pa。
温度 TA1=nRPA1VA1=8.008000×0.32=320 K。
Aが受けた仕事:Aは熱を通さない側(断熱)なので QA=0。よって
W受け=ΔUA=23nRΔT=23×8.00×(320−250)=840 J=8.40×102 J.
変化後のBの温度:全体積一定。VB0=VA0=0.40 なので
VB1=(0.40+0.40)−0.32=0.48 m3。ピストンがなめらか=力のつり合いより PB1=PA1=8000 Pa。
TB1=nRPB1VB1=8.008000×0.48=480 K=4.80×102 K.
→ 8.40×10² J、4.80×10² K = (2)。
問32正解(4)難物理・ドップラー効果/うなり
向かい合う同位相・同周波数の2音源を載せた台を、左から右へ動かします。左右の音源がマイクから見て近づくか遠ざかるかを、先に整理します。
- 台が右へ動くと、左の音源はマイクに近づき、右の音源はマイクから遠ざかります。
- ドップラー効果により、近づく音源の波長は短く、遠ざかる音源の波長は長くなります。したがって (ア)=波長、(イ)=短く、(ウ)=長くです。
- マイクでは、わずかに振動数の異なる2音が重なるため、うなりが聞こえます。これが (エ) です。
- 台の速さが増すと2つの振動数の差も大きくなります。1秒あたりのうなりの回数が増えるので、うなりの変動周期は短くなります。これが (オ) です。
→ 波長・短く・長く・うなり・変動周期が短く = (4)。
選択肢(2)は(エ)まで正しいが「変動周期が長く」が誤り(速くなると周期は短くなる)。
問33正解(2)やや難物理・直流回路
2つの節点(左の点P・右の点Q)の間に、次の3本の枝が並列に接続された回路。
- 枝①:6.0 Ω(上)
- 枝②:1.5 Ω + 電池B(9.0 V)
- 枝③:3.0 Ω + 電池A(3.0 V)(外周)
P・Q間の電位差を U とし、各枝の電流(P→Q向き)を I1,I2,I3 とすると、
I1=6U,I2=1.5U−9,I3=3U−3.
節点則 I1+I2+I3=0 を解く(両辺×6):
U+4(U−9)+2(U−3)=0 ⇒ 7U=42 ⇒ U=6 V.
よって 3.0 Ω を流れる電流は
I3=36−3=1.0 A.
(検算:I1=1.0、I2=1.56−9=−2.0、I1+I2+I3=1−2+1=0 ✓)
→ (2) 1.0 A。
問34正解(a)→(3)、(b)→(4)標準〜やや難物理・直流回路/LC
電源 V に、左枝(L+R直列)と右枝(C+R直列)が並列接続された回路。定常状態で考える。
- 定常状態のコイル L → 導線(電圧降下なし)
- 定常状態のコンデンサ C → 開放(電流0)
(a) 左枝は実質「Rだけ」なので電流 RV、右枝はCで遮断され電流0。
電池から流れ出す電流 I=RV。
→ (a)=(3) I=RV。
(b)
- コイルを流れる電流は RV → 蓄えるエネルギー UL=21L(RV)2。
- 右枝は電流0で R に電圧降下がないので、コンデンサには電源電圧 V がそのままかかる → UC=21CV2。
UL=UC より
21LR2V2=21CV2 ⇒ R2L=C ⇒ R2=CL ⇒ R=CL.
→ (b)=(4) R=CL。
問35正解(4)標準物理・交流(直列共振)
V=100 V、R=5 Ω、L=200 mH=0.2 H、C=20 μF=20×10−6 F、共振状態。
- 共振角周波数 ω0=LC1=0.2×20×10−61=4×10−61=500 rad/s。(→(1)の25は誤り)
- 共振時はインピーダンス=R。電流 I=RV=5100=20 A。(→(2)の50 Aは誤り)
- リアクタンス XL=ω0L=500×0.2=100 Ω、XC=ω0C1=500×20×10−61=100 Ω。共振なので一致するがいずれも100 Ω。(→(3)の50 Ωは誤り)
- コイルの端子電圧 VL=IXL=20×100=2000 V。(→(4)が正しい)
- コンデンサの平均消費電力は0 W(コンデンサは電力を消費しない)。(→(5)の2000 Wは誤り)
→ (4) コイルの端子電圧 VL=2000 V。
問36正解(5)標準数学・円に内接する四角形
円に内接する四角形ABCDで AB=DA=4, BC=6, CD=10。対角線 AC を求める。
内接四角形は対角の和が180°なので ∠ADC=180°−∠ABC、つまり cos∠ADC=−cos∠ABC。
△ABCと△ACDで余弦定理:
AC2=42+62−2⋅4⋅6cosB=52−48cosB,
AC2=42+102−2⋅4⋅10cosD=116−80cosD=116+80cosB.
等しいので 52−48cosB=116+80cosB⇒−64=128cosB⇒cosB=−21。
AC2=52−48(−21)=76 ⇒ AC=76=219.
→ (5) 219。
問37正解(3)標準数学・式の値
x=3−1 のとき x4+5x3+9x2+8x−6 の値。
x+1=3⇒(x+1)2=3⇒x2+2x−2=0、すなわち x2=−2x+2。これを使って次数を下げる:
x3=x⋅x2=x(−2x+2)=−2x2+2x=6x−4,
x4=x⋅x3=x(6x−4)=6x2−4x=−16x+12.
代入:
(−16x+12)+5(6x−4)+9(−2x+2)+8x−6=4x+4=4(x+1)=43.
→ (3) 43。
x2+2x−2=0 で割った余り(次数下げ)を使うのが速い。
問38正解(a)→(5)、(b)→(2)標準数学・共通解
x2+tx+6=0 …① と x2−3x−2t=0 …② が共通の実数解をもつ。
①−②:(t+3)x+(6+2t)=0⇒(t+3)x=−2(t+3)。
t=−3(t=−3 では②が実数解をもたない)なので x=−2。
x=−2 を①へ:4−2t+6=0⇒t=5。(②でも 4+6−10=0 ✓)
→ (a)=(5) t=5、(b)=(2) x=−2。
問39正解(2)難数学・三角比
長方形ABCDと長方形ALCMが点A・Cを共有し、対角線ACが共通。辺CMと辺CDのなす角が θ。CD を CM・CL で表す。
Cを原点、CDを上向き (0,1) にとる。CMはCDから左へ θ 回した向き (−sinθ,cosθ)。長方形ALCMの対角線は CA=CL+CM。
CL⊥CM の条件から計算すると、CD=d について
CM=dcosθ+bsinθ,CL=bcosθ−dsinθ
(b=BC)。これを連立して b を消すと
CMcosθ−CLsinθ=d(cos2θ+sin2θ)=d=CD.
→ (2) CD=CMcosθ−CLsinθ。
角度の関係でも解ける:∠ACD=θ+∠ACM から CD=CAcos∠ACD=CMcosθ−CLsinθ。図でLがCの下側にあることが符号(−CL)の決め手。
問40正解(2)標準数学・指数関数の最小値
f(x)=22x+2−2x−3(2x+2−x)+3。
u=2x+2−x とおくと、相加・相乗平均より u≥2。
u2=22x+2−2x+2 なので 22x+2−2x=u2−2。よって
f=(u2−2)−3u+3=u2−3u+1.
u2−3u+1 の頂点は u=23 だが、定義域 u≥2 では単調増加。最小は u=2 のとき:
f=4−6+1=−1.
→ (2) −1。
u≥2 を見落として頂点 u=3/2 を答えると誤答(3)になる。範囲に注意。
問41正解(3)やや難数学・対数
log3(45+45145−451+45−45145+451).
a=45、p=a−a1、q=a+a1 とおくと、中身は
qp+pq=pqp2+q2.
p2+q2=2(a2+a21)、pq=a2−a21。a2=5 より
a2+a21=5+51=56,a2−a21=5−51=54.
pqp2+q2=542⋅56=412=3.
よって log33=log3(3)2=2。
→ (3) 2。
問42正解(a)→(5)、(b)→(3)標準数学・平行四辺形
4点 A(−2,3), B(2,a), C(8,2), D(b,7) が平行四辺形ABCD。
(a) 平行四辺形ABCDは AB=DC。
AB=(4,a−3)、DC=(8−b,−5)。
4=8−b⇒b=4、a−3=−5⇒a=−2。
a+b=−2+4=2.
→ (a)=(5) 2。
(b) B(2,−2), D(4,7)。対角線の交点Eは各対角線の中点。
BD=(4−2)2+(7+2)2=4+81=85。
DE=2BD=285.
→ (b)=(3) 285。
問43正解(4)標準数学・三角形の外心と円周角
Oは△ABCの外心なので OA=OB=OC(外接円の半径)。よって△OAB、△OBCは二等辺三角形。
図より ∠OBA=19°、∠OCB=18° だから、二等辺三角形の底角が等しく
∠ABC=∠OBA+∠OBC=19°+18°=37°.
x=∠AOC は弧ACに対する中心角、∠ABC は同じ弧ACに対する円周角だから、円周角の定理より
x=∠AOC=2∠ABC=2×37°=74°.
→ (4) 74°。
外心=外接円の中心。「中心角=円周角×2」を使うのが最短。
問44正解(4)標準数学・絶対値を含む定積分
∫06(∣x−3∣+∣x−3∣)dx.
x=3 を中心に左右対称。
- ∫06∣x−3∣dx:底辺3・高さ3の直角三角形が2つ分 =21⋅3⋅3×2=9。
- ∫06∣x−3∣dx=2∫36x−3dx=2[32(x−3)3/2]36=2⋅32⋅33/2=34⋅33=43。
合計 =9+43。
→ (4) 9+43。
問45正解(4)基本数学・極限
x→−3limx2+x−6x3+3x2+4x+12.
x=−3 で分母・分子とも0(00 不定形)なので因数分解。
- 分子:x2(x+3)+4(x+3)=(x+3)(x2+4)
- 分母:(x+3)(x−2)
共通因子 (x+3) を約分して
x→−3limx−2x2+4=−3−29+4=−513=−513.
→ (4) −513。
出題分析メモ(指導用)
- 社会・時事(問21〜24):貿易・農業・国会・eVTOLと範囲が広く、定義のすり替え(ラムサール↔ワシントン、飼料用米の定義、施政方針↔所信表明)で正誤を作るのが定番。用語の正確な定義で対策する。
- 地学(問25・26):エーロゾル・台風とも基本知識で得点源。数値(17 m/s)と「前線を伴わない/反時計回り」は確実に。
- 物理(問27〜35):力学・熱・波動・電磁気から満遍なく。問27(モーメントの基準点不変)、問29(ばねばかり)、問32(うなりの周期)は概念のひっかけ。問31・問33・問34・問35は典型計算で、手順を覚えれば確実に取れる。
- 数学(問36〜45):数Iの図形・三角比、数IIの式と証明・指数対数・図形と方程式、数IIIの極限・積分まで。問39(座標で押し切る)と問41(対称式 p/q+q/p の処理)が山。問40は定義域 u≥2 の見落としに注意。
※本解説の正解・解説は出題文・図に基づき作成。時事系(問21〜24)は出題時点(2025年4月1日/令和7年4月1日基準)の事実に基づく。